2011年08月01日

原子力損害賠償:自主避難を補償対象に!

原子力損害賠償紛争審査会御中

7月29日に開催された第12回原子力損害賠償紛争審査会では、自主避難を補償対象にすべき、という明確な指針が決定されませんでした。

相変わらずICRP(国際放射線防護委員会)に由来する20ミリシーベルトという数字を目安にした議論が続けられていますが、そのICRPでさえ、放射線の影響に閾値がないという判断をしています。

どのようなレベルでも放射線には影響があるということを前提にしなければなりません。

福島県は「原子力災害が収束していない中(略)避難等指示区域外の住民が安心を求めて避難することは妊婦や子どもを持つ親はもとより、すべての県民にとってやむにやまれない行動であることから、政府による非難等の指示区域外の住民の自主的な避難経費についても、確実に賠償等の対象とすること」を政府に求めています。当然だと思います。

http://www.pref.fukushima.jp/j/youbou230514.pdf 

自主避難を補償対象に含めるよう、お願いいたします。


太田光征
http://otasa.net/
posted by 風の人 at 16:57 | Comment(0) | TrackBack(0) | 一般
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