2011年04月25日

原発はLNG火力より発電コストが高い

NPO法人 環境市民 - 原発はコストや温暖化防止効果だってメリットない
http://www.kankyoshimin.org/modules/blog/index.php?content_id=77

上記ブログから主に原発のコストに関する部分を要約します。

太田光征
http://otasa.net/


発電単価(円/kWh)
      電気事業連合会(2003年)※1  原子力情報資料室(2006年)※2
原子力   5.3              5.73
LNG火力   6.2               4.88

原発立地交付金(2002年):1kWhあたり1.6円※3 → 原発発電単価5.3円に足すと6.9円

※1 総合資源エネルギー調査会電気事業分科会資料「モデル試算による各電源の発電コスト比較」2003.12

※2 原子力発電コストの試算結果について(速報版)(2ページ)
  2005 年3 月28 日
  原子力資料情報室
  http://cnic.jp/files/nukecost20050328.pdf

※2 原子力発電の経済性に関する考察(43ページ)
  2005 年6 月12 日
  公益事業学会 第55 回 全国大会
  勝田忠広1、 鈴木利治
  http://cnic.jp/files/cost20060612main.pdf
  原子力発電にとって有利な想定(稼働率80%、運転年数40年)で計算

※3 コスト計算に含まれない原子力発電の諸費用に関する調査研究
  原子力資料情報室●伴 英幸/勝田 忠弘/藤野 聡(2006年)
  http://www.takagifund.org/grantee/r2006/03-35.pdf

使用済み燃料や放射性廃棄物の処理処分などにかかる「バックエンド費用」は、電事連の試算によると今後18.8兆円※4必要。このうち、費用回収の仕組みがあるものは約10.1兆円で、再処理工場の解体費用や、その際に出る廃棄物の処分費用などを含む残り8.7兆円は、費用回収の仕組みがまだない。

※4 電気事業分科会コスト等検討小委員会資料より 2004年1月

ウランの「確認可採埋蔵量」は85年分。ウランは今世紀に入ってから価格が12倍以上に。原油は同期間6.6%アップ。途上国で原発建設が進めば、「可採」年数は短くなる。
posted by 風の人 at 03:12 | Comment(0) | TrackBack(0) | 一般
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