2011年04月24日

東日本大震災に乗じた火事場泥棒

国会議員の定数削減による主権格差の拡大、コンピュータ監視法案、福島原子力発電所事故対策統合本部による自由な記者会見の制限、道州制の導入…東日本大震災に乗じた火事場泥棒、いずれも憲法を浸食するものです。

太田光征
http://otasa.net/

道州制は「とんでもない話」
原発事故は人災〜佐藤前福島県知事インタビュー
http://www.jiji.com/jc/v4?id=20110409interview0003

―「東北州」という道州制を導入し、東日本大震災からの復興を目指す動きがあるが。
「とんでもない話だ。いま我々が考えなければいけないのは、原発事故のため住んでいた故郷から避難をさせられ、いまだに帰ることができない大熊町などの住民のこれからをどうするかということだ。故郷に帰りたいという思いを抱く人のことを考えれば、道州制の話が出てくること自体があり得ない話だ。」


震災後のドサクサでの成立はダメでしょう〜やっぱり危ないコンピュータ監視法案
http://www.magazine9.jp/don/110420/

総務省による市民メディア統制
http://unitingforpeace.seesaa.net/article/194780426.html

福島原子力発電所事故対策統合本部の共同記者会見の実施について
http://www.nisa.meti.go.jp/oshirase/2011/files/230423-2-1.pdf
平成23年4月23日
福島原子力発電所
事故対策統合本部

記者会見参加資格:

(略)

上記メディアが発行する媒体に定期的に記事等を提供する者(いわゆるフリーランス)

以下、Yさんがまとめたツイッターです。

@MrSARU: IWJの原です。会見一本化について、保安院西山氏との質疑応答報告を。原「会見一本化について、17:00〜18:00の一時間の会見というのは事実か?」西山「17時からということは決めていますが、一時間にするかどうかは決めていない」
@MrSARU: 原「諦めて下さい。今回、保安院も東電もオープンな会見をしてきた。一本化会見参加には条件が付いている。情報の透明性には元々疑問を持たれていた、さらに『メディアを選ぶ』とはどういうことか」西山「メディアと呼ぶのにふさわしい方に聞いて頂きたいと思っている」
@MrSARU: 原「IWJは、今まで東電、保安院に24時間張り付いてやっている。しかし、提示された条件に該当しない可能性がある。この間、見てくれている人もかなりいる。その人たちのことも考え、我々をまだ会見に出してもらいたい。この縛りにどんな意味が?」
@MrSARU: 西山「我々のこの会見は報道関係に説明するということ。それにふさわしい人を選ぶのは、ある程度やむ終えない」 原「でしたら、今まで出れていたものに出られなくなる理由は?」 西山「出られなくなるかはわからないが、ふさわしいかどうかを見させて頂きたい」
@MrSARU: 原「先ほど原子力安全委員会では、会見を一本化したことで、情報開示に支障をきたした場合、改めて個々の会見を開くよう考えるといっていた。保安院の考えは?」西山「我々17時からのは統一でやるが、必要に応じて対応して行く」
原「情報開示に支障が出たときは、改善すると?」西山「それで結構です」上出「関連で。東電、保安院、安全委員会も、縛りはなかった。感謝している。縛れば、国民との関係は崩れ、大本営のようになるのではないか。記者クラブとのもたれ合いもあり得る」

@iwakamiyasumi: 今、青森の弘前市で、トークカフェ。懇親会の最中。そこに東京のスタッフから電話が。来週から、東電と保安院の会見が、統合本部の会見として一本化されるが、その際に、今の官房長官会見同様に、メディアの選別が行われ、組織としてのIWJは、会見の場から排除されることがわかった。
インターネット報道協会に入っているネットメディアは、参加が許されるが、協会に加入していないネットメディアは排除される。フリーのジャーナリストとしての岩上安身は、会見に参加可能だが、IWJとしては参加させないと。今日、スタッフは保安院で食い下がったが、はねのけられた。
私たち、IWJは、3月11日以来、24時間、ずっと東電と保安院の会見を中継し続け、広く国民に一次情報を提供してきた。だが、保安院は、私たちの活動を認めず、排除に動いた。原発事故の情報隠蔽が進むことを懸念するとともに、政府、東電の卑劣な姿勢に、私たちは、断固、抗議する。

@iwakamiyasumi: 保安院の西山審議官の、「会見に参加するのにふさわしいかどうか、見させていただく」という高みに立った言葉は、この会見の中で出てくる。また、会見の場は、国民に対する説明ではなく、あくまでメディアへの説明の場という理屈も。編集抜きにストレートに一般国民に届けるネットメディアへの牽制か。
@iwakamiyasumi: 先ほど、保安院のERC広報班と、私のスタッフの間で、連絡がつきました。担当官の言い分。「西山の言ったことを誤解しているので、ここで回答します。どういう会社か、実績があるのか、判断する。会社の概要、ページビューなどを提出してください。多くの人に情報伝しているかどうかが、判断基準」
@iwakamiyasumi: つまり、担当官の言い分通りなら、ページビューが多ければ、参加が認められるということになる。そうであれば、IWJが排除されるいわれはない。少なくとも震災後の一ヶ月は、私たちの中継は、多くの方々に支えられ、閲覧していただいている。
@iwakamiyasumi: 3月の一ヶ月間だけで、ページビュー261万9182、総合視聴回数377万1199、番組時間648時間。娯楽なし、報道のみに特化して、これだけ多くの方々に見ていただいた。私たちを排除することは、のべ377万人のユースト視聴者を排除するに等しい。
@iwakamiyasumi: 続き。危険な原発を推進し、その結果、国民に多大な損害を与えた当事者である東電、保安院、原子力安全委員会の三者で構成される統合対策本部が、国民にダイレクトに情報伝達を行ってきたメディアである我々を、どうしてこのように居丈高に排除することができるのか、理解できない。

@iwakamiyasumi: 青森にいる私に代わって、安全委員会、保安院会見に出たIWJの原君のツィートをこれから連続でリツィート、RT @MrSARU 月曜日からの一本化の会見、17:00〜18:00の「一時間」という話。いやいやいや、え〜…
@iwakamiyasumi: 原君の続き。RT @MrSARU これは本当に不味い。一時間なんて、配布プリントの説明だけで終わる。記者クラブ側も詰め寄る。保安院会見は、今から二分後。窓口は保安院だから、どう説明する?日隅さんも木野さんも、ここ、安全委員会にいる今、保安院で誰が聞く。間に合うか…
@iwakamiyasumi: 原君の続き。RT @MrSARU 保安院着。と、同時に東電でも会見スタート。この計らいたるや…。そういえば、福島東電会見に出ている人が「福島の会見は、東京が遅れれば遅れる。スタートのタイミングは、東京会見に合わせるようになっている」と。非常時にも関わらず、見事な連携プレイ
posted by 風の人 at 03:23 | Comment(0) | TrackBack(0) | 一般
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