2011年03月24日

横須賀港の海水で放射線量が線形的に増加

(1)横須賀港の海水で放射線量が線形的に増加

原子力艦環境放射線モニタリングシステム
http://www.kankyo-hoshano.go.jp/real-data/servlet/area_in?areacode=1

空間の線量率は3月21日の午前11時ころに急増したものの、その後は減少して平常値より高い80nGy/h前後で高止まりしています。ところが、海水の測定値は21日午前から24日午前まで線形的に増加しています。

海水測定値は港の奥まったところほど高くなっているので、放射性物質が降雨によって集約され、滞留しているのだと思われます。

3月24日午前9:40分ころのデータ:

かきヶ浦局(5号局)
空間 76nGy/h
海水 110cps

小海局(1号局)
空間 75nGy/h
海水 140cps

楠ヶ浦局(3号局)
空間 86nGy/h
海水 370cps

(2)3月21日朝の放射線量の急増について

関東で3月21日朝に放射線量が急増しました。降雨によるものかと当初は思いましたが、茨城では放射線量のピークが雨の降り出しの数時間前であることなどから、福島原発で新規の放射能放出事象が発生したことが原因のようです。何か政府発表はあったでしょうか。

茨城県 放射線テレメータ・インターネット表示局
http://www.houshasen-pref-ibaraki.jp/present/result01.html

日立市大沼では、放射線量は21日午前4:30ころにピークを迎え、午前7:00ころに雨が降り出しています。

横須賀港でも雨の降り出し時刻は日立市大沼と同じですが、放射線量のピークは午前11:00ころになっています。

雨量情報(6分で更新されます)
http://thunder.tepco.co.jp/cgi-bin/main.cgi?area=12&zoom=8&type=1


太田光征
posted by 風の人 at 10:54 | Comment(0) | TrackBack(0) | 一般
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