2011年03月16日

「政府・東電は、広報体制の抜本的な見直しを」:日本科学者会議緊急アピール(3/15)

[転送・転載歓迎。重複受信される方、ご容赦くだ
さい]
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日本科学者会議緊急アピール

http://bit.ly/htgxLm

「(略)また何より、東京電力福島第一原子力発電
所において、複数の原子炉が同時に、日本で過去に
起こったことの
ない、極めて重大な放射能漏れを発生させていま
す。政府や事業者の極めて不十分な発表によって
も、放射線防護に関わる炉の中枢部分の機能喪失さ
えも懸念される事態となっています。
 日本政府と事業者は、今起こっている事態をすみ
やかに明らかにし、最悪の事態への進行を防ぐため
に何ができ、何をなすべきかを、全国・世界の英知
を結集して検討し、実行していく責任があります。
そして、住民に対して、事態の全容を分かりやすく
説明し、今ある危険と今後事態が悪化する場合に取
るべき対応について、十分な情報の提供と平易な説
明を行う必要があります。 
 現状では、断片的な現場の情報と、避難・室内待
避の指示が出されるだけであり、冷静な対処を首相
が求めて
も、むしろ住民の不安は極限に達していると言えま
す。十分な情報提供と、事態や取るべき対応につい
ての科学的かつ平明な説明こそが、パニックを防
ぎ、デマ情報を無力化し、国民の冷静な行動と協力
を可能にします。それは、世界の日本への信頼を取
り戻す道でもあります。日本政府と事業者に対し、
広報体制の抜本的な見直しを緊急に求めます。ま
た、私たちを含む全国・世界の多様な分野の科学者
に、協力を求める態勢をつくるべきであることを指
摘するものです。(後略)
 2011年3月15日 日本科学者会議」
posted by 風の人 at 19:31 | Comment(0) | TrackBack(0) | 一般
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