2010年06月08日

中国の人権と東洋の知恵

中国の人権と東洋の知恵に関しての弁護士の河内謙策さんと映画評論家の川西玲子さんのおふたりの会話(応答)を転載させていただこうと思います。


川西さんのご論には特に共感しました。

私の近しい知り合いの娘さんは今年大学院を卒業して某新聞社に就職したのですが、大学院では中国語を専攻していました。彼女が大学院に進学する際の志望動機を見せてもらったことがあるのですが、大学生時代に中国に短期留学したときの経験が書かれていて中国と日本の現況というか、いまの両国の関係性を非常に憂えている様子が伝わってきました。またそれとは別の話ですが、彼女には韓国の友人がいて、その友人と一緒に買い物をした際のいわれなき朝鮮人差別に激しく憤ったことがあるけれども、なにも言うこともできずにすごすごと帰ってしまったという挫折のエピソードも記されていました。

こうしたまっとうな感性を持つ若い人たちに川西さんのおっしゃる中国人との「揺るぎない信頼関係」を築くことのできる「本物の中国通」に育ってもらいたいものです。できうればすくすく、と。「木は規に依って直く人は人に依って賢し」ということわざを思い出しました。

以下、おふたりの会話(応答)

河内謙策さん:
………………………………………………………………………………
(前略)
 中国の人権状況について私が入手した情報を、シリーズの形で発信させていただきたいと思います。ただ私の能力等の問題もあるため、不定期で、気ままな発信になります。お許し下さい。

 さて、私が、先日、6月18日と25日に行われる[中国人権派弁護士にたいする支援と連帯を考える集い]の案内を差し上げたところ、私の友人から、アムネスティの声明があったら教えてほしい、というお尋ねがありました。アムネスティの声明は以下にアクセスしてください。
 http://www.amnesty.or.jp/modules/news/article.php?storyid=790

アムネスティの声明は、立派なものです。私には、声明の中で、中国政府に対して、「弁護士の役割に関する国連の基本原則」の遵守を求めていることが目に入りました。私は不勉強で上記の基本原則の認識がなかったので、早速手に入れて翻訳してみました。その16項、20項に以下の文章がありました。16 政府は、弁護士が、(a)脅迫、妨害、嫌がらせ、不当な干渉を受けることなしに 職務が遂行できるように、(b)その国の中においても、外においても、自由に旅行 し、彼らの依頼者と自由に相談ができるように、(c)弁護士の職業的義務、スタンダード、倫理に一致しているすべての活動が、刑事的訴追、行政的処分、経済的 あるいは他の形での制裁によって脅かされることのないようにしなければならない。20 弁護士は、裁判所において、あるいは裁判官や他の法的機関や行政当局に対して、彼らの職務の遂行の形で、口頭または文書で述べられた誠実な発言に関し、民事的あるいは刑事的に責任を問われることはない。 以上によれば、中国政府の人権派弁護士に対する迫害・抑圧が国連の定めた基本原則にも反することが明白です。 したがって、中国政府の人権派弁護士に対する迫害・抑圧は必ずやめさせなければならないし、人権派弁護士に対する迫害・抑圧を続ける中国と日本の真の友好はありえない、自由で民主的な中国こそが私たちの隣国でなければならないと思うのです。(後略)━━━━━━━━━━━━━川西玲子さん:………………………………………………………………………………川西玲子です。(前略)全く同感です。問題は、どうすれば中国がそうなるのかということですね。イスラエルを国際社会は60年批判してきましたが、事態は改善させるどころか、ひどいことになっています。あの独特の精神構造は、外側からの批判で崩せるものなのでしょうか。中国の場合、長い圧政の歴史があり、近代化も民主化もないままに、また新しい専制が始まったわけです。そして経済成長が軌道に乗って、やっと中間層が形成されたところです。以前と比べると、驚くほど自由に意見が言えるようになりました。先日は歴史の人気教師が毛沢東を、ヒットラーやスターリンと並ぶ専制者だとTVで発言。降板になりましたが、ネットでは言論の自由を守れという声もあります。一方で、試験的に始めている村レベルの選挙では、しばしば乱闘が起き、武装警察が出動してやっと収まったこともあります。政府だけではなく国民も荒っぽいわけです。広い国土と他のどの国とも違う特殊な事情を抱えつつ、長期的には民主化に向かっていて、でもまだ圧倒的な時間差がある中国と、どう付き合うか。主体と客体とを厳密に分ける、欧米的なシンプルでストレートな批判だけで、この時間差を埋めることができるでしょうか。ここは東洋の知恵、日本の知恵が試されているのではないかと思います。日本人はあまりにも、欧米的な発想や方法論しか持てなくなりました。もう一度、欧米化する前に日本人が持っていた知恵と方法論を、思い出す必要があるでしょう。一つは、相手の懐に飛び込むということです。こういうことができる日本人がいなくなったということを、私は残念に思っています。私なりに努力はしていますが、あまりにも非力で。日本には今、本当の中国通がいません。いるのはチャイナウッチャーだけ。何なんですかね、今あちこちにいるチャイナウォチャーって。知ったかぶりの浅薄な情報を流しているだけです。中国と胸襟を開いた対話をするには、本物の中国通が必要です。そして揺るぎない信頼関係が必要なのだと思います。これなくして中国に何を言っても、あまり効果がないように思えます。………………………………………………………………………………by 東本高志
posted by 風の人 at 09:22 | Comment(2) | TrackBack(0) | 一般
この記事へのコメント
無関係で申し訳ありません。

「ロックフェラーの友は、911を事前に予告した」 アーロン・ルッソ_インタビュー
http://vision.ameba.jp/watch.do?movie=600415
http://www.youtube.com/watch?v=EeWqlJHzcSo

ベンジャミン・フルフォード氏の応援メッセージ
http://www.youtube.com/watch?v=72H49mpAmvI
Posted by お邪魔します。 at 2010年06月08日 17:00
無関係で申し訳ありません。

『世界まる見え!テレビ特捜部』の「911事件の謎」
http://video.google.com/videoplay?docid=-4633271838183936896

911は仕組まれていた?アロン・ルーソがロックフェラーとの会話を語った衝撃のインタビュー
http://video.google.com/videoplay?docid=-5219614342883260978

911の嘘をくずせ - Loose Change 2 Japanese
http://video.google.com/videoplay?docid=4377032998245988095

リチャード・コシミズ 初講演「世界の構造を、わずか50数分で暴き出し衝撃のデビュー。」
http://video.google.com/videoplay?docid=3665838519268605080

911真相究明国際会議in東京 ベンジャミン・フルフォード
http://video.google.com/videoplay?docid=3979595662933728686

『Monopoly Men』〜Federal Reserve Fraud 世界を支配する国際金融資本を告発
http://video.google.com/videoplay?docid=-845461387975920288

Zeitgeist ツァイトガイスト(ドイツ語で「時代の精神」を意味する)
http://video.google.com/videoplay?docid=-7913776862105239439
http://video.google.com/videoplay?docid=-7760134233260750226
http://video.google.com/videoplay?docid=3110632096599506988

1、キリスト教・ユダヤ教という神話
2、911の欺瞞
3、国際金融資本の策謀
Posted by お邪魔します。 at 2010年06月08日 17:02
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