2010年04月21日

「派遣法」改正法案閣議決定に対する労政審意見書についての全労連の見解 補遺としての私の意見

先に私は「労働者派遣法抜本改正を求める日弁連会長声明と長妻厚労相の諮問機関『労政審』の逆ねじ」という記事を書いていくつかのメディアに発信しましたが、その中の「日弁連会長声明」の方の記事については相応の反応があったものの、「労働政策審議会」(会長=諏訪康雄・法政大教授。厚労相の諮問機関)が同審議会の答申の尊重を求める「意見書」を長妻厚労相に提出した件について批判的な記事を書いた該当部分についてはまったく反応はありませんでした。私としてはどちらかといえば「労政審」批判の方に重きをおいた記事のつもりであったのですが、その私の意図などよりも日弁連会長というメジャーな立場の人の声明の方がある種の人々にはインパクトが強かった、ということなのでしょう。やむをえないことかもしれません。
http://blogs.yahoo.co.jp/higashimototakashi/2104347.html

そういうわけで私には多少の不満が残ったのですが、この4月19日に上記の労政審意見書に関して全国労働組合総連合(全労連)の見解が発表されました(「すくらむ」 2010年4月21日)。

私の「労政審」批判は、同労政審答申と安倍内閣時に設置された労働タスクフォースの見解の負の相似性に焦点を当てた批判であり、その意味で部分的なものでしたが、全労連の今回の「労政審意見書」批判は同意見書に対する網羅的な批判となっています。鳩山内閣提出の労働者派遣法「改正」法案の問題点を改めて考えてみるためにも参考になる見解だと思います。見解は長文にわたるため全文は下記をご参照いただければ幸いです。

■(上)「派遣法」改正法案閣議決定に対する労政審意見書についての全労連の見解 補遺としての私の意見
http://blogs.yahoo.co.jp/higashimototakashi/2381424.html
■(下)「派遣法」改正法案閣議決定に対する労政審意見書についての全労連の見解 補遺としての私の意見
http://blogs.yahoo.co.jp/higashimototakashi/2381444.html


by 東本高志
posted by 風の人 at 17:42 | Comment(0) | TrackBack(0) | 一般
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