2010年01月24日

沖縄県名護市長選勝利の意義

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                   櫻井 智志
 1月24日、沖縄県名護市の市長選が投票された。事前に私は
懸念を感じていた。現状を詳細に識っていらっしゃるかたの文章
を読むと、沖縄の企業は投票行動に猛烈な切り崩しを行っていた。
 さらに、期日前投票では、信じがたい疑惑の問題が発生してい
るらしいことも知った。これは事実かどうか検証できないので、
書くのを差し控える。
 投票締め切りまで、沖縄県に知人のいる人々のご協力が大切で
あると感じていた。もし自公陣営が当選したら。そのとき、国会
では逆風が吹き始めて、旧体制の復活さえ起きかねない。
 「小泉庶民生活崩壊元凶内閣」の新自由主義改革によって、二
度と日本の空白の時間をもたらしてはならない。そう痛感してい
た。

 さきほど、NHKの速報がでた。
無所属の新人で民主党、共産党、社民党、国民新党、それに地域政
党の沖縄社会大衆党、そうぞうが推薦する、前の市教育長の稲嶺進
氏が、無所属で自民党公明党が応援する現職の島袋吉和氏をやぶり
当選確実とした。

 この勝利は、二つの点で大きい。

ひとつは、民主党の金銭問題が政権を揺るがせている時期に 沖縄県
民の皆さんの努力によって、しっかりと米軍基地の見直しを進めてほ
しいという意思表示が明確に示され、選挙で勝利したこと。

ふたつめは、民主党、国民新党、社民党、共産党、社会大衆党、そう
ぞうの沖縄統一戦線が政治的に勝ち得た勝利の重さである。
民主党連立政権のゆくえを決める点からも、いわゆる本土の共産党や
社民党 などの庶民サイドの政党が、連立政権が平和国家の方向を進
むように、しっかり とした足どりをとってほしいと痛感する。

 日本国民とその幸福を願うすべての護憲・平和勢力は、沖縄の統一
戦線に根本から学ぶ時期にきている。
posted by 風の人 at 22:17 | Comment(0) | TrackBack(2) | 一般
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稲嶺ススムと「この人たち」
Excerpt: 基地問題が争点となった今度の名護市長選、当選したのは、 「辺野古の海に基地は造らせない」と意気込んだ新人稲嶺ススム。 1997年の名護市市民投票となんら変わりない結果なのだ、つまり、 「辺野古の海に基..
Weblog: SHINAKOSAN IS OKINAWAN
Tracked: 2010-01-26 10:56

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