2010年01月24日

JR不採用問題 解決へ!2・16中央集会への参加のお願い

平和への結集MLから転載します。

太田光征
http://otasa.net/

JR不採用問題解決へ! 2・16中央集会への参加のお願い

国鉄の分割・民営化からまもなく24年を迎えようとしています。JRに不採用となった国鉄労働者1047名とその家族は、あまりにも長く厳しい生活と闘いを強いられてきました。すでに国労闘争団員の平均年齢は56歳、全動労争議団の平均年齢は63歳になっています。また、解決を見ることなく他界した被解雇者は59名(2010・1・18現在)を数え、病床に臥せっている闘争団員・争議団員も多数います。文字通り家族共々塗炭の苦しみにあえいでおり、この問題の解決は一刻の猶予も許されない状況になっています。

この間、鉄建公団訴訟東京高裁控訴審で南裁判長は、解決に向けた当事者間の裁判外での話し合いを提案し、それを受けて当時の冬柴国土交通大臣は、この提案について「お受けしてその努力はすべきだ」と述べ、同様に金子国土交通大臣は、同控訴審結審日に「当事者それぞれがこの判決を真摯に受け止めて、誠心誠意、事に当たられることを期待いたします。」とコメントしました。

こうした中、2009年3月25日東京高裁第17民事部は「不当労働行為」があったことを明確に認める等の判決を言い渡すと共に、南裁判長は「この判決を機に1047名問題が早期に解決されることを望みます」との異例のコメントを付け加えました。2009年2月16日、星陵会館で開催した集会で当時の民主党鳩山幹事長(現総理大臣)は「23年が24年とならないうちに、解決になれるように私どもとしても全力を尽くして参りたいと思います。」と述べて頂き、苦闘の中にある原告や家族に改めて勇気と希望を与えていただきました。

また、2009年11月26日開催した「JR不採用問題の解決に向けた11・26集会」でも、民主党を始めとする政権与党の各代表者と、野党の出席を得て、「連立与党の一つの政党として、内閣・政権に対しても解決を図れるような状況を作り出すために尽力をして参りたい」「23年が24年にならないように各党力を合わせてやるべき」等との力強い決意を頂きました。

ILO(国際労働機関)も、日本政府に対して「政治的・人道的見地の精神に立った話し合いを全ての関係当事者との間で推進するよう勧める」との「勧告・報告」を出しています。

さらに、内閣総理大臣・国土交通大臣・厚生労働大臣等に対する「JR不採用事件の早期解決を求める地方議会の意見書」は北海道議会・東京都議会・福岡県議会をはじめ、全国で831自治体、1227本(2010・1・18現在)以上の地方議会で意見書が採択されています。

 JR不採用問題は今、解決へ向けて大きな局面を迎えています。

私たちはこれまでの到達点を踏まえ、この好機を逃さず、当事者の要求である「雇用・年金・解決金」を勝ち取り「路頭に迷わない解決」を実現するために、「JR不採用問題 解決へ! 2・16中央集会」を開催することにしました。貴団体をはじめ、多くの皆さんに呼び掛けて頂き、圧倒的な結集で集会を成功させるためにご協力をお願い申し上げます。

2010年1月



名 称  「JR不採用問題 解決へ! 2・16中央集会」
日 時  2010年2月16日(火) 18時開場 18時30分開会
場 所  日比谷野外音楽堂 (東京都千代田区日比谷公園1?3)
主 催  4者・4団体

国鉄労働組合、全日本建設交運一般労働組合、国鉄闘争支援中央共闘会議、国鉄闘争に勝利する共闘会議

国労闘争団全国連絡会議、鉄建公団訴訟原告団、鉄道運輸機構訴訟原告団、全動労争議団鉄道運輸機構訴訟原告団                                           
posted by 風の人 at 17:43 | Comment(0) | TrackBack(0) | 一般
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