2009年08月02日

総選挙と政界再編

 8月30日の総選挙をめざして、一斉に

各党は選挙戦に入った。

 具体的根拠にもとづいて、展望を述べる

べきであろうが、今回は直観において以下

記したい。



 自公政権が倒れた場合、民主党中心の政

権ができるだろうと私は考えているが、実

際にはもう少し入り組んだかたちになるだ

ろう。



 それは、民主党自体にさまざまな勢力が

割拠し、もし自民党と自民党離党者が政界

再編成をもくろんだ場合に、かつて自民党

の危機にハト派の河野洋平氏をリーダーに

「新自由クラブ」が結党され、大きなブー

ムをまきおこした記憶を思い返したからで

ある。

 いまのところ、保守勢力で政界再編の動

きを示しているのは、離党した渡辺喜美氏、

地方自治体首長関連の中田元横浜市長、大

阪府知事の橋下氏、さらに場合によっては、

国民新党の綿貫氏なども非自民の立場で保

守政党の再編成に関わるかも知れない。

 また、元長野県知事だった田中康夫氏の

新党日本も民主党と提携して総選挙に臨ん

でいるが、肝心の民主党の内部で分裂があ

った場合には、政界再編成と無縁ではない

かもしれない。



 社民党が、国民新党とともに強力な民主

党連立政権を築き上げた場合には、そのよ

うな政界再編の動きがあっても、政権は形

づくられていくだろうが、背後にアメリカ

政府と軍部、経済界の圧力によっては、予

想外の展開が予期される。



 いま言えることは、いずれにしても、政

界再編とは距離をおいた日本共産党、社民

党などの護憲勢力が国会において、しっか

りとした意見を表示しつづけ、それが国民

の無力感とならない現実的な手応えをもつ

、そんな議席を獲得することだろう。

 都議会では、民主党と自公両党とのせめ

ぎあいが始まり、想わぬかたちで、生活ク

ラブ生協東京と共産党との10議席が、キ

ャスティングボードを握った。

 総選挙の結果、自公政権が倒れて民主党

政権が樹立されたとき、その政権が、「小泉

改革」政治によって破壊された国民生活を

再建する政策と行政を実行できるなら、大

いに国民は支持するだろう。逆の場合には

急速に国民の間に虚無感が広がる。

 現在大切なのは、護憲と平和についての

きめこまかな政治的対応のできる政治勢力

である。日本共産党にとって言うならば、

原理原則を堅持しつつも、柔軟な戦術と戦

略が駆使できるかどうかが、この政党の今

後を決める。雇用と福祉について大衆運動

を展開して、国民の共感を集めている団体

や運動家。そのような勢力の運動は、国会

での議席数にとどまらず、現実的な抵抗力

となって、政治に影響を及ぼすだろう。

      (櫻井 智志)
posted by 風の人 at 00:35 | Comment(0) | TrackBack(0) | 一般
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