2009年04月16日

森田健作氏告発記者会見ビデオ報告〜「不完全無所属」の森田氏は説明責任を〜

千葉県庁記者クラブ室で行われた森田健作氏告発記者会見の様子を撮影してきました。最初から最後まですべて収録してあります。

森田健作氏告発記者会見
日時:2009年4月15日
場所:千葉県庁記者クラブ室
主催:森田健作氏を告発する会

http://video.google.com/videoplay?docid=-2717754390514285127




西島弁護士は、告発状で森田氏を「不完全無所属」(候補)と表現されていましたが、的確です。帰りの電車で一緒だった告発人は、森田氏を完全無農薬野菜に対する農薬入り野菜にたとえ、Tシャツでも作ろうか、と話していました。

「完全無所属」、あるいは「不完全無所属」の定義を森田氏から聞きたいものです。いわゆる「無所属」のレッテルは、候補者が立候補届け出の際に、所属党派証明書を提出していない場合に、選管がいわば勝手に候補者に付けるもの。実際の政党への所属関係を規定するレッテルではありません。

「完全無所属」とはどういう意味か。実際の党籍とはまったく関係なく、「自分は完全に所属党派証明書を提出していない」とか、「自分は完全に選管から無所属のレッテルをもらった」、という意味か。この場合、森田氏は、選管側の形式的な手続自体を強調しているに過ぎない。

不完全に所属党派証明書を提出していないとか、不完全に選管から無所属のレッテルをもらったとかの主張は成り立たず、選管側の形式的な手続自体の有無を基に完全/不完全の違いを規定することは馬鹿げている。

森田氏の法定ビラでは、「完全無所属候補」とそれに対する「政党推薦無所属候補」のほかに、「政党より県民第一」や「候補者力だけが頼り」などの文言があり、実際の政党とのつながりの有無を比較していることは明らかです。

所属党派証明書を提出していないのも、選管から実際の党籍とは無関係の無所属というレッテルをもらったのも、両者とも同じ。選管側の形式的な手続自体の有無を比較しているのではない。

「完全無所属」という表現は、実際の政党とのつながりを示す言葉だと理解するしかありません。


太田光征
http://otasa.net/
posted by 風の人 at 13:25 | Comment(0) | TrackBack(3) | 一般
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