2009年04月14日

「森田健作氏を告発する会」発足式ビデオ報告〜候補者がつくウソと選挙制度がつくウソ〜

11日に行われた「森田健作氏を告発する会」の発足式に私も立ち会ってきました。

「森田健作氏を告発する会」発足式
日時:2009年4月11日
場所:千葉市中央区市民ネットワーク千葉県事務所会議室

http://video.google.com/videoplay?docid=1163621931706348215




当日の概略報告については、こちらをご覧ください。

「森田健作氏を告発する会 発足!」のご報告
http://unitingforpeace.seesaa.net/article/117330776.html

本会は、公職選挙法や政治資金規正法違反を告発することで、森田氏を失職、辞任に追い込むことに主眼があるのですが、発足会では数人から、運動の幅を広げる必要性が語られました。

高校の教員は、右翼知事連合に対抗する枠組みを準備しておく必要があり、本会もそれを視野にいれておくべきだと発言され、司会の大野さんも共感されていました。

私からは、仮に森田氏に違法行為がなかったとしても、単純小選挙区制では、過半数を超えない得票率での勝利に正当性が担保されないことを指摘しました。最多得票者が最も好まれた候補者とは限らないのです。

森田氏の無所属偽装も大問題だが、単純小選挙区制が有権者の候補者に対する選好順位を偽装してしまう問題も重大です。候補者がつくウソと、選挙制度がつくウソの両方に目を向けなければなりません。後者の偽装については、こちらを参照してください。

2009千葉県知事選――森田氏「偽装勝利」の可能性を残す単純小選挙区制のカラクリ
http://kaze.fm/wordpress/?p=265

森田氏は早くも八ツ場ダム推進の方向性を明確にしました。繰り返される市民騙しの原因は、問題知事個人だけではなく、知事に振り回されることを許す地方自治の制度にもあります。田口房雄さん(http://fusao.jp/)が知事選挙のないヨーロッパの事例を紹介したのも、そうした観点からです。

知事に拘ることに加えて、主権者の主権を保障・充実する制度の確立にも力を入れたいところです。会則の事業に選挙制度や地方自治の調査研究などが入っている点は、その意味で非常に重要です。

【目 的】
第3条 この団体は、森田健作(鈴木栄治)の公職選挙法、政治資金規正法及び関連事件の違反を告発して社会正義を実現することを目的とする。
【事 業】
第4条 この団体は前条の目的を達成するため、次の行動及び事業を行う。
 1 森田健作氏の法律違反及び公約違反を告発する。
 2 地方自治と財政、司法制度、選挙制度、政治のあり方を調査研究する。
 3 会員相互の親睦を図るための各種講演会、その他必要な事業



太田光征
http://otasa.net/
posted by 風の人 at 22:08 | Comment(2) | TrackBack(2) | 一般
この記事へのコメント
目的に対して、
事業内容にある「会員相互の親睦を図るための各種講演会」が一致しません。
Posted by Toru at 2009年04月16日 01:05
橋下知事と同じように格好つけても能力の違いあり無理。ウソツキは泥棒の始まり、正直教育を考えるのが「男」だ。
Posted by 吉備真備 at 2009年04月22日 15:05
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