2009年03月11日

 ★「リベラルな 報道機関による民主主義の圧殺」 ジョン・ピルジャー氏の講演(動画・デモクラシーナウ・ジャパン)

チョムスキー「メディア・コントロール」.docx

中田です。

重複おゆるしください
<転送転載歓迎です>

デモクラシー・ナウ・ジャパンhttp://democracynow.jp/submov/20070807-1 により(7月サイトで放映)、
2007年12月29日阿修羅の戦争・掲示版において、日本語の字幕を入れて、その講演会が、阿修羅のサイトにアップされたものを、
参考資料になればと、ご紹介させていただきます。

◆ ジョン・ピルジャー氏講演 (動画44分 ) 
  http://asyura2.com/07/war99/msg/376.html

ジョン・ピルジャー(ドキメンタリー作家・ジャーナリスト)
     痛烈な、そして、深い示唆をもつメッセージを講演収録の動画でご紹介いたします。
---------「ジャーナリズムを装うプロパンダに抗するため」
『広報の父』エドワード・バーネイは、”見えない政府”という真の統治者について書きました。
それはメディアのことです。-------------------------------

◆最近いちばん気がかりな、日本で重いニュースが流されました。

本格的な政権交代が目の前にきたこの時期。、何故、次の政権で首相かともいわれている、民主党党首である、
小沢一朗に的をしぼった、検察捜査が、かなり無理とも考えられる内容が、実行されたのか?と、、、

マスメディアの報道の洪水。警察からのリークを、相変わらずそのままに政府広報機関となりはてて、横並びに流す日本の記者クラブ。
そして、さらに、事実は捜査と称して、一方的な情報のみで、世論づくりが形成されることに使われていく。
マスメディアの短期間の世論調査と報告記事。
まさに、「プロパガンダ」といわれる手法が、国家権力むきだしで、今使われていることへの、恐ろしさを感じています。

国民には事実は決して知らされない。目に触れさせず、国民の関心を他のものに、するりと変えていく世論づくりがされていく。
重要な意味をもつニュースは、こうした報道の洪水の陰へと、意図的ににおおい隠されていく。
これらのことにについては、警鐘をづっと鳴らされてきた、辺見庸さんの講演や著作において、みなさんは、よくご存じだと思います。

今回の検察による逮捕・取り調べをこの時期にあえておこし、小沢一郎を民主党の要からひきずりおろして、
どういう勢力や、人間たちが利を得るのでしょうか?
戦後の日本が、しくみが変わるとまずい人たちは、日本のどういった人達なんでしょう。アメリカなのでしょうか?
軍産複合体の世界企業でしょうか?

現行の日本の憲法の文言は、現在は変えられていないけれど、ぼろぼろにされてしまいました。
民主党はたしかに、自民党とかわらない部分があるかもしれません。
しかし、全野党共闘ができることで、自公政権を倒すことが、長い間の私たち国民にとっては悲願ともいえます。

残念ながら、某小政党は、自分たちの組織を守ることが、国民のねがいよりも、最優先事項になっているようです。
この、数々の事実を目にして、私たちは正直、無力感、閉塞感に打ちひしがれていきそうになります。

けれども、国民が唯一、意志表示としての残されている権利。「投票する」この選挙の手続きを踏むことによってのみしか、
私たちには、政権交代につながる政治のしくみはどうしても変えていけない。
私たち国民にとっては少しでも無関心の殻をぬけ出ていくために、今政治を身近に感じられる、
世界的な危機をチャンスに!とも考えています。

そして、官僚が隠し続けてている膨大な情報公開にむけて、裁判でも、わずかであっても風穴があけられていく。
ある面では、小さな一歩でも日本の政治をよりましな方へ、変えていけることにつながる。
政治が変わることへ、かすかな期待を政権交代という力にのぞみをかけています。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−-
   日本の統治構造 (官僚内閣制から議院内閣・・・)飯尾潤著/中央公論社
特の官僚内閣制のもと、政治家が大胆な指導力を発揮できず、大統領制の導入さえ主張されてきた戦後日本政治。
しかし一九九〇年代以降の一連の改革は、首相に対してアメリカ大統領以上の権能を与えるなど、日本国憲法が意図した議院内閣制に変えた。
本書は、議会、内閣、首相、政治家、官僚、政党など議院内閣制の基盤を通し、その歴史的・国際的比較から、日本という国家の統治システムを明らかにするものである。
日本独特の日本独特の政治はなぜ生まれたのか。議会、内閣、首相、政治家、官僚制、政党など議院内閣制の基盤を通し、国家のシステムを解明する

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−◆【「国民が中心となる民主的な政権をめざす第三極の政治勢力の形成を。】のご意見は、、、  たしかに理想的な方向です。
   二大政党というのは、アメリカの現状を考えても、日本でも最良の政治形態ではないと私も考えます。

しかし、現状を考えてみると、日本では、がっちり組んだ、政・官・財・マスメデイア(第4の権力)という、4つの巨大な権力のスクラムを、
どうすれば、私たちはくさびを打ち込むことができるのでしょうか?
このようなご意見に加えて、どのような運動の具体的な施策案があるのかを、ぜひ私たちにも伝えていただけると、とてもありがたいです。

オバマを大統領に押し上げた若者たちの大きな力の要因は、マスメデイアよりも、インターネットといわれています。
オバマは、その重要性を、もっとも熟知していた人間といわれています。

◆アメリカでは、いろいろな「オルタナティブ・メディア」が、権力であるマスメディの操作されていない情報を、発信しています。
日本でマスメデイアから流されている情報は、私たちはそのまま鵜呑みにしては、危険であること。

「日本の新聞や、テレビでは、世界の本当の情報は、わからない。情報鎖国といってもいい」 緒方靖子さんが(元国連高等弁務官)、
はっきりそのように述べられている配信記事を、昨年インターネット版において読みました。

ほんとうに必要な、大切な情報は、●「マスメデイアでは流されていない事実」を、私たちはしっかり認識していくようにしたいものです。
メディア・リテラシーの視点は、とてもとてもたいせつなものだと、今回の小沢関連騒動でも、つくづく感じています。

◆チョムスキーも、「メディアコントロール」の著作の中で、「意図的に、報道されない事実にこそ、重要な意味をもつ」
チョムスキーについては『国家と企業』、『「新世界秩序」の中での第三世界』 、『メディア・コントロール』、『「家畜化」教育を超えて』で取り上げられています。ご参照ください。

<*添付>にもつけました、民主主義と称されているアメリカの歴史から、世界の世論形成が意図的につくられる、説得力ある分析が述べられています。
 まさに、目からうろこ。
 何度読んでも、混沌とした現実社会の動き、世界の動きに、示唆が生きています。

以下、貼り付けますので、
ご参照ください。

●理解に苦しむこの時期の小沢氏秘書の逮捕
   元検事・郷原信郎氏インタビュー(無料動画)
     http://www.videonews.com/interviews/001999/000869.php2009年03月06日配信、17分
      ビデオニュース・ドットコム  (無料放送中http://www.videonews.com/)  

●カナダde日本語ブログ  2009.03.09 (Mon) 
  郷原信郎元検事がサンプロで正論を展開(動画)
  http://minnie111.blog40.fc2.com/blog-entry-1462.html

●らくちんランプ:2009.03.08 (Sun)
  東京地検特捜部とマスゴミを叱責田中真紀子議員
   http://blogs.dion.ne.jp/spiraldragon/archives/2009-03-1.html#8164631 から紹介
  http://www.youtube.com/watch?v=XBvEUWHvDEY  1潜む巨大な国家権力 (不公正な権力行使)
  http://www.youtube.com/watch?v=C0D41XLvxNo2.   2潜む巨大な国家権力 (職務権限と便宜供与)
  http://www.youtube.com/watch?v=zHrkENovHOM&feature=channel_page 3、潜む巨大な国家権力 (検察を操っているのは)

 確かに私も、田原総一郎を相手に堂々と、理路整然と論をはる、田中真紀子の力と説得力とに息を呑みました。感心しました。
 すごいです!(動画3本)
     

●国会傍聴記by下町の太陽・宮崎信行
     http://blog.goo.ne.jp/kokkai-blog/e/a4b49c927aed5a22c0e19db289b86b53
    6日付読売新聞14版1面トップは、「元秘書」という表現で、自民党岩手4区支部長で次期衆院選自民党公認候補予定者、
    高橋嘉信元衆院議員が陸山会会計責任者だった1995年頃、
    西松建設東北支店との間で献金額やダミー団体を使った献金方法を取り決めていたと報じました。    
  
   *しかし、他の全国紙(日経・産経・朝日・毎日・)、と新聞・テレビは、
   ★小沢氏の元秘書が、地元での自民党から強力な対立候補者として立っていること。
   このニュースについて、目にしたことはありますか?、なぜ、国民に知らせようとはしないのでしょうか?

●田中良紹の「国会探検」-----ブログ知られざる聖域に光をあてる
http://www.the-journal.jp/contents/kokkai/2009/03/post_173.html

政治とカネの本当の話(2)
<より抜粋>

★よく「選挙に金がかかりすぎる」と言う人がいる。そう言う人がいるために日本の選挙は民意を反映されない形になった。
「金がかかりすぎるから」と言う理由で選挙期間は短くなり、お祭り騒ぎをやめさせられ、
 戸別訪問は禁止され、選挙カーで名前を連呼するだけの選挙になった。

名前を連呼されて候補者の何が分かるのか。何も分からない。要するに「金がかかりすぎる」を口実に、国民に判断をさせない選挙になった。
現職議員にとってその方が再選される可能性が高まるからだ。
 選挙期間が十分にあり、戸別訪問を認めて候補者と有権者とが会話をし、国民を選挙戦に参加させるためにお祭り騒ぎをやれば、国民に政治に参加しようという意欲が生まれる。「

それだと自分たちに不利になる」と世襲議員や年寄り議員は考える。より若く、情熱があって、意欲的な議員が選ばれる可能性が高まる。

政権交代も起きやすい。それをさせないための仕掛けが「金のかからない選挙」という名目で行われた。

 だから日本で選挙に金をかけるのは「悪」である。それに賛成したのが55年体制の野党だった。

初めから政権交代を目指さない社会党にとって現状維持で何の問題もない。

憲法改正をさせないために三分の一の議席だけを確保すれば良い。過半数は要らない。

それが「金をかけない選挙」という思想と共鳴した。そして政権交代をさせたくない自民党と官僚とも利害が一致した。

       *----(うまーくいつの間にかすり替えられた??  感想)

    以上
posted by 風の人 at 23:21 | Comment(0) | TrackBack(2) | 一般
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