2009年01月02日

高岩仁監督 追悼上映会 「資本主義は戦争を必要としている」

ワムネットの皆様、

豊田です。
下記、wam_メイリングリストの方より、
転送依頼ありましたので、転送いたします。

ありがとうございます。

豊田義信



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年末に、バウネットのMLで、高岩さんに関してのメールを読みました。

今月,高岩さんの一周忌ということもあり、映画会を企画しています。

さっそく、バウネットに情報を流そうとしたのですが、

あいにく、メールアドレスを変更し、

メールを受け取れますが、MLに流せない状況です。



以下、メールを作りましたので、

流していただけないでしょうか。




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年末に、豊田さんが、以下のメールを流されました。(一部引用します)



●谷村新司『群青』と高岩仁『戦争案内』

「さだまさしが『二○三高地』という映画の主題歌の『防人の歌』を作った...

...その後、すぐに「『連合艦隊』は谷村さんでお願いしたい」という話がありました。」

「戦争を賛美する人なんていないし、いいと思っている人なんていない。

 でも、起こってしまうのが戦争。僕は、...逆縁というか、その悲しさを歌にしたかった...。

 それが『群青』なんです。」



戦争を起こってしまうものと捉える視点。

戦争を起こす人間、政策決定者、企業経営者がいるとする視点。

戦争の責任者が昭和天皇だったという視点。



いろいろな視点があります。

事実を事実として学びたいと思います。



戦争の起因を考えるときに、やはり、お勧めの本。

高岩仁『戦争案内』映像文化協会、2000年。

(以上引用終わり)





高岩仁さんは、昨年1月亡くなられましたが、

彼の訴えたかったことは、混迷する資本主義社会に対して、

変わることのない警鐘となり続けることと思います。

(練馬・西浦)



【転載歓迎】

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

      高岩仁監督 追悼上映会



   「資本主義は戦争を必要としている」



 高岩仁監督の映画『教えられなかった戦争』シリーズの製作意図は、悲惨な戦

争、侵略行為を明らかにすることにととまらず、現在のアジアにおける日本の経

済侵略や人権侵害、環境破壊、そして何より戦争が起こる原因を追求し、皆が豊

かに暮らせる社会の実現を目指すものでした。



 高岩さんが映画をとおして伝えたかったことを多くの方々と共に心に刻みたい

と思います。(略歴・作品紹介は末尾に)



■日 時:2009年1月18日(日) 10:00〜16:30

                 (開場 9:30)



■上映作品・講演:

  『江戸時代の朝鮮通信使』         10:05〜

  『教えられなかった戦争 沖縄編』     11:00〜

  【講演】高嶋伸欣 (琉球大学名誉教授)   13:30〜

  『教えられなかった戦争 侵略マレー編』  14:30〜



■入場料: 2000円(前売り1800円)



■場 所:明治大学リバティタワー1001 (地下1階)

     JR中央線・総武線、東京メトロ丸ノ内線

                 御茶ノ水駅 下車徒歩3分

     東京メトロ千代田線   新御茶ノ水駅 下車徒歩5分

     都営地下鉄三田線・新宿線、東京メトロ半蔵門線

                 神保町駅 下車徒歩5分

■地図:http://www.meiji.ac.jp/koho/campus_guide/suruga/access.html



■主 催:教えられなかった戦争製作上映実行委員会

     現代史研究会



■連絡先:03−5974−1333 (琉球センター気付)

     dotouch2009@ybb.ne.jp



【監督略歴・作品紹介】

●高岩仁(記録映像作家)

 1935年福岡県生まれ。東映勤務を経て、1969年にフリーカメラマンとなる。

 1980年代、ベルトルト・ブレヒトの『戦争の存在を人々に伝えることも重要だ

が、なぜ起こるのか、誰が戦争を必要としているのか、根絶するにはどうしたら

よいのか、それがないと真実を伝えたことにならない』という戦争の見方を知り、

それ以来、日本の侵略戦争をこの観点で描くことをテーマとする。

 1992年『教えられなかった戦争』シリーズ第1作・マレー編。その後、フィリ

ピン編、沖縄編、第二の侵略、中国編を製作。



 2008年1月29日急逝。72歳。『教えられなかった戦争・朝鮮編』を準備中だっ

た。

 撮影・監督作品の主なものとして、「どぶ川学級」「公害原論」「水俣一揆」

「解放の日まで」「アジアとの友好のために」「土地の日」「ユンカーさん」

「日の丸・君が代」「戦争案内」他。



●『江戸時代の朝鮮通信使』

 江戸時代、徳川政権が「通信使の国」として外交関係を結んでいたのは朝鮮と

琉球だけでした。その朝鮮から江戸時代に12回、大規模な文化使節団が、日本を

訪れて活発な文化交流をを行っていました。この使節団には多くの優れた学者や

文化人が加わっていて、日本に数多くの先進的文化をもたらしました。江戸時代

のアジアとの友好関係の象徴です。(50分)



●『教えられなかった戦争 沖縄編』

 「私たちの平和運動は、沖縄の米軍基地撤去させるだけでなく、日本の平和憲

法を世界に広めて、地球上から戦争をなくす。そして、世界中で作り出される富

を、すべての人々が、平等に分け合えるようになるまで続けるのです」と語る阿

波根昌鴻さんの、思想形成史を、沖縄の歴史と重ね合わせながらたどる。1998年

キネマ旬報・文化映画部門1位受賞作品。(1時間52分)



●『教えられなかった戦争 ― 侵略マレー半島 ―』

 明治以来、日本が度々引き起こしてきた戦争。それはなぜ起きたのか。戦争を

必要としたのは誰か。マレー半島を舞台に追及。ここでも行われていた日本軍に

よる大量住民虐殺。そして50年たった現在も、マレーの人々の生活を脅かす日本

企業による核公害や経済侵略。PKO・海外派兵の真のねらいは?(1時間52分)


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以上
posted by 風の人 at 23:01 | Comment(0) | TrackBack(0) | 一般
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