2008年10月23日

ファッションにおけるアメリカ一極支配の終わり

私は先日、大学生の「アメリカン・コミックはダサい」という言葉を聞
き、
ある種の感慨に浸ったのですが、ファッションの世界でも同様の事態が。

ここ数年、「センスのいい人は脱・アメカジ」という流れが出来ていま
したが、
最近、恐らく画期となるだろう出来事が起こったのです。
北欧からヘネス・アンド・モーリッツ、H&Mが上陸してきたので
す。
九月に銀座に一号店がオープン、原宿や渋谷にも進出してきます。
既に香港や上海にも出店していて、本格的なアジア進出です。

合理的で機能的なアメリカン・カジュアルは、
崩しと露出を伴いながら世界を席巻。
チベットで自由を叫ぶ若者も、ナイジェリアで反米を叫ぶ少数民族もア
メカジ。

体型も文化の多様性も無視して蔓延しつくし、
もう世界はどうなるのかというレベルになっていました。
私には、GAPの世界展開はその象徴のように見えていました。

しかし、2004年にはH&MがドイツでGAPの全店舗を買
収。
いつ日本に上陸してくるかという情勢だったのです。
それがついに日本へ。
まぁH&Mはビジネスがうまいということもありますが。

アメカジの単純さは、明らかに主流でなくなってきています。
ファッションは、より複雑でニュアンスのあるラインへ移行。
世界情勢とリンクしていて興味深いですね。

              川西玲子
posted by 風の人 at 21:38 | Comment(0) | TrackBack(2) | 一般
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