立憲民主党千葉県連代表 奥野総一郎様
立憲主義を掲げる貴党が先制攻撃能力にほかならない敵基地攻撃能力の保有に賛成することは、天地がひっくり返るようなことです。真珠湾攻撃に賛成するようなことを認めるわけにはいきません。
ウクライナ戦争から学ぶべき教訓は、軍事大国による軍事的挑発が実際の戦争をもたらす可能性があるということです。中国をめぐる「緊張」は米中の間のものであり、しかも米国による台湾に対する軍事支援や日本の南西諸島における自衛隊ミサイル基地の建設を含め、日米による軍事的挑発が「緊張」を助長している面を見逃すべきではありません。
日本が米国による中国への軍事的挑発に協力し、沖縄・南西諸島を戦場として差し出し、住民の命を犠牲にすることなど、あってはなりません。日本が率先して米中代理戦争を買って出ることは愚かすぎます。
立憲野党第一党たる貴党は本来、先頭に立って敵基地攻撃能力に反対してしかるべきです。その立場で国会対応していただくようお願いします。
太田光征