2018年05月08日

第2の原発たるリニア中央新幹線の工事認可取り消しを求める審査請求(2018年5月20日締め切り)

「飯田リニアを考える会」が国交省にリニア工事の認可取り消しを求める審査請求を呼び掛けています。会へ5月20日必着で手渡しないし郵送してくれとのこと。

審査請求書のひな形が会から用意されています。私はひな形の「5.請求の理由」に11以降を追加した審査請求書を作成しました。皆さんもよろしくお願いします。

(11)不採算事業に財政投融資を行うことは財政法違反である。
(12)大深度環境における運輸手段の運用も超電導リニア技術の運用も、世界で前例がなく、原発並みの事故を想定する必要がある。超高速のリニア中央新幹線に電力が供給されなくなれば大事故になりかねない。また大深度での事故時に停電となれば乗客の救出は絶望的である。福島原発事故ではあり得ないとされた自然災害による全電源喪失が起きたが、リニア中央新幹線でも全電源喪失の事故が否定できない。しかし、計画には全電源喪失の防止策がない。
(13)福島原発事故を教訓にすれば、自然災害などによる全電源喪失などを防止するには、工事実施計画(その1)の土木構造物などと工事実施計画(その2)の電力設備や運行管理システムなどを一体のものとして検討しなければならないが、それぞれの認可が分かれていることからしても、総合的な安全対策という思想に欠ける。
(14)リニア新幹線ルートは岐阜県東濃地区のウラン鉱床地帯を通過するが、JR東海は「ウランについては出ることを前提にしていません」(2014年1月30日、岐阜県環境影響評価審査会)としている。ウラン含有残土の発生量を把握できていないことは明らかであり、その処分方法や処分地が一般残土と同様に未定である以上、また工事労働者のラドン被ばくの程度が不明である以上、計画は認められない。


太田光征



以下、「飯田リニアを考える会」からの呼び掛け文です。

-------- Forwarded Message --------
Subject: [CML 052473] 転載歓迎 必ず失敗する巨大プロジェクト=リニア
Date: Tue, 1 May 2018 23:54:28 +0900

転載歓迎 必ず失敗する巨大プロジェクト=リニア

「飯田リニアを考える会」です。

長文で失礼します。リニアの問題点の第3回は参考文献の紹介。必ず失敗する計画であればこそ傷が深くならないうちに止めさせなくてはなりません。

※ 審査請求・国交省にリニア工事の認可取り消しを求めましょう
http://www.nolineariida.sakura.ne.jp/2018-0416.html

 リニア中央新幹線は鉄道敷設事業ですが、実は全長約286q(品川・名古屋間)に及ぶ土木構築物なのです。86パーセントはトンネル、トンネル以外は高架です。さらに、複雑な電気系統のたに、電気設備の工事費は通常の新幹線のキロ当たり6〜7億円であるのに対して62億円にもなります。それで、約5兆4千億円もの巨額の費用がかかるのです(大阪までの全線では約9兆円)。

 これまで行われてきた巨大プロジェクトを評価・調査して来られ、早くからリニアを批判してきた方に橋山禮治郎さんがおられます。橋山さんは日本開発銀行調査部長を務められた方で、リニア関連では『必要か、リニア新幹線』(岩波書店、2011年)、『リニア新幹線 巨大プロジェクトの「真実」』(集英社新書、2014年)の著書があり、『世界』
などにも論稿をのせておられます。

 論点を読みやすくコンパクトにまとめられた文章がネット上にありましたので紹介します。

メールマガジン「オルタ」のバックナンバー :第154号(2016.10.20)
〇「リニア計画の意義、リスク、残された選択 ―異端な超高速鉄道プロジェクトの政策・経済・社会的問題を問う―」
http://www.nbbk.sakura.ne.jp/npp/)http://www.alter-magazine.jp/index.php?

リニアの問題点を分かりやすく解説した書籍を2つ紹介します。

〇『プロブレムQ&A 総点検・リニア新幹線─問題点を徹底究明』(
リニア・市民ネット[編著]、緑風出版、2017年)

〇『リニア新幹線が不可能な7つの理由』(樫田秀樹著、岩波ブックレット、2017年)

第1回で紹介した、南アルプスのトンネルの危険性については、
〇『危ないリニア新幹線』(リニア・市民ネット[編著]、2013年、緑風出版)
の第2章に地質学者の松島信幸さんの論稿があります。伊那谷在住の松島さんは10代から70年以上、南アルプスを隈なく歩いて調査された方で、伊那谷が断層運動で生じたことを突き止められた方でもあります。

以上

「飯田リニアを考える会」
HP: http://www.nolineariida.sakura.ne.jp/toc.html
メール: mail@nolineariida.sakura.ne.jp
posted by 風の人 at 01:05 | Comment(0) | 一般