2018年01月02日

これが、自衛隊の奄美大島配備の実態だ!ーー新年の挨拶に替えて

Subject: [uniting-peace:13348] これが、自衛隊の奄美大島配備の実態だ!ーー新年の挨拶に替えて
Date: Mon, 1 Jan 2018 16:34:22 +0900 (JST)

小西誠です。
以下を新年のご挨拶に替えて告知致します。長文ですが、どうぞよろしくお願いします。

*これが、自衛隊の奄美大島配備の実態だ!
 ーードローン映像で見る駐屯地造成工事の現実

*奄美CC地区(大熊) 4Kドローン
 ーこの広大な敷地に、わずか350人の対空ミサイル・警備部隊だけが配備されると思いますか?https://www.youtube.com/watch?v=R2xNtItZ8-A&feature=share

*奄美・瀬戸内地区
 ーこの広大な敷地に、200人の対艦ミサイル・警備部隊だけが配備されると思いますか? 巨大弾薬庫は何のために?https://www.youtube.com/watch?v=NSrWxp-Xd_M&feature=share

*この背景の詳細は「謹賀新年」のご挨拶で説明します。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
          謹 賀 新 年

 明けましておめでとうございます。さて、今年はいつもの年賀状に替えて、以下のようなメッセージをお送りします。その理由を以下に述べさせていただきたく思います。
 ご存じのように、このところ連日、自衛隊の「イージス・アショア」「巡航ミサイル」などの新型ミサイルの導入や「改造空母」の建造までが報じられ、際限ない日本の軍事費拡大―大軍拡政策が進行しています。しかし、その背景にある自衛隊の南西シフト態勢=対中抑止戦略―与那国島・石垣島・宮古島・奄美大島への新配備、沖縄本島・九州佐世保の増強態勢は、ほとんど報道されず、注目されていません。

 この実態は、2016年与那国島の陸自駐屯地開設に続き、一昨年からは奄美大島への駐屯地着工が始まり、昨年10月には宮古島駐屯地の着工へと続いています。そして、今年以降、石垣島駐屯地の着工が予定されています。これらの島々には、陸自の警備部隊(普通科)と対艦・対空ミサイル部隊を配備するというものです。さらに、種子島・馬毛島には、この南西シフトへの機動展開ための事前集積拠点が予定されています。

 また、この自衛隊の南西シフト態勢は、沖縄では空自の南西航空方面隊への昇格(F15の40機態勢)を始め、沖縄本島の自衛隊は、2010年約6300人から2016年8050人(5年で約1750人増)へ拡大しています。

 自衛隊は、また南西新配備への「島嶼奪回」部隊として、2017年度中に佐世保に水陸機動団の新編成を決定、西部方面普通科連隊(現在約660名)の約3千名(3個連隊)への増強、オスプレイ17機の導入、水陸両用車52両の配備を決定。この水陸機動団=日本型海兵隊の1個連隊は、沖縄本島に配備予定です(朝日・琉球新報で報道、キャンプ・ハンセン(31MEU)へ配備予定)。

 つまり、自衛隊の南西シフトに基づく兵力の新配置は、先島―奄美の事前配備約2200人+沖縄本島増強約2千人+水陸機動団約4千人=約8200人で、沖縄本島の既配備部隊(2016年まで)約7千人と合わせると総計約1万5千人(事前配置)。陸自教範『離島の作戦』では「方面隊規模の島嶼防衛戦」と明記しています(2015年防衛白書「陸上自衛隊創設以来の大改革」)。

 この南西シフトの目的は、琉球列島弧―第1列島線へミサイル部隊などの配備を行うことで、中国をこの海峡へ封じこめ、琉球列島弧を「天然の要塞」「万里の長城」として、海峡封鎖態勢を作り出すことです。つまり、中国軍(民間船も)を東シナ海へ封じ込め、対中抑止戦略態勢の発動=新冷戦態勢を作り上げることです(砲艦外交=軍事外交政策の全面化。朝鮮半島での米朝の瀬戸際政策以上の危機。詳細は拙著参照)

 私が危惧するのは、このような自衛隊の南西諸島配備態勢に基づく歴史的大再編・大増強をほとんどのメディアが報道規制を敷いていることです。メディアは、2016年12月、先島諸島取材団(日本記者クラブ16人)を派遣しましたが、これを沖縄2紙以外は全く報道せず「自粛」しています。

 この「報道自粛」の背景は、言うまでもなく2011年の自衛隊の東北大震災の派遣以後広がった「自衛隊批判のタブー」です。もはや、この戦争の危機を惹起する重大事態を報道することさえできなくなったのです。

 私はこの状況の中で、一昨年から与那国島・石垣島・宮古島・奄美大島などの現地を調査し、自衛隊配備と住民の反対運動の状況を取材してきました。それがここにご紹介します3冊の書籍です。これらの書籍は、先島諸島などの現地取材のリポートの他、先島諸島―奄美などの、現地で闘う住民・市民たちも共同執筆しています。ぜひ、この厳しい現実にある現地の声を聞いてください。現地への連帯・支援の声を届けてください。

 最後に、皆様のご健康をお祈りしまして、新年のご挨拶に替えさせていただきます

・『オキナワ島嶼戦争―自衛隊の海峡封鎖作戦』(小西誠著・2016年12月刊)
http://www.maroon.dti.ne.jp/shakai/21-3.htm
・『標的の島―自衛隊配備を拒む先島・奄美の島人』(同編集委員会編)
http://www.maroon.dti.ne.jp/shakai/22-0-1.htm
・『自衛隊の島嶼戦争―資料集・陸自「教範」で読むその作戦』(小西誠編著)
http://www.maroon.dti.ne.jp/shakai/23-7.htm

社会批評社・小西誠
http://www.alpha-net.ne.jp/users2/shakai/top/shakai.htm
shakai@mail3.alpha-net.ne.jp

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以上、転載

太田光征
posted by 風の人 at 17:20 | Comment(0) | 一般